店長日記

画像: 市販テープで作成されたインディーズバンドのデモテープ 偽物か本物かの判断基準

市販テープで作成されたインディーズバンドのデモテープ 偽物か本物かの判断基準

2024年09月17日

 最近ではあまり見かけなくなったデモテープですが、
90年代~2000年代前半にかけてはインディーズバンドの音源のメディアとしては
まだまだ活躍してました。
会場限定販売、限定配布ものなどは昨今でも高値で取引されているものもあります。

しっかりと業社でプレスし、シュリンク包装もされているデモテープもあります。

が…こちら紹介しているテープ等がそうなのですが、インディーズバンドならではの
手作りのジャケットに市販のテープで作成されているものも多く、

それらは簡単に複製できてしまいパッと見て本物かどうかの判断ができない現状があります。

それをいいことに複製したものを本物と謳って販売する詐欺師がいるのも事実です。

では本物か偽物かどうかを判断する基準はあるのでしょうか?

例えばジャケットの切り口が雑⇒ハサミで切ったような跡… 
当該デモテープ作成の本数にもよりますが1本1本手作業でするとは考えにくいです。
事務用の切断機を使うなり何なりするのが一般的な感覚と思います。


元々コピーしたジャケットなので多少画像が粗いのは納得できるが
重複してコピーしたせいか、明らかに粗さが常軌を逸している…。

など要因は色々とあると思いますが、相手に突き付ける根拠としては弱いです。

シリアルナンバーがあるテープについてはその部分だけは数字のハンコだったりが
押されてあるのでコピーされていれば分かりやすいですね。
 

では根拠として相手をねじ伏せれるポイントはどこにあるのでしょうか?

私は次のように考えます。

市販のテープには必ず本体上部に8文字程度のロットナンバーが刻まれています。
このナンバーからそのテープがどの時期に生産されたかが分かります。

メーカーに問い合わせればだいたいの生産時期を教えてもらえます。

例えば2000年配布のテープなのに2005年以降に生産されたテープと判明すれば
それは偽物だということになります。

ただし、配布された2000年にその当時に売っているテープを購入し複製した場合は
上記の理論は通用しませんので立証は難しくなります。

というわけで…、元々が市販テープでのデモテープを購入する場合は
偽物を掴まされるかも知れないというリスクが生じます。

購入される場合は慎重に、慎重に検討いただけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後の参考になれば幸いです。

※なおSOUND-JACKでは市販テープで作成されたデモテープを買取の際、徹底的に調べて本物と確証を得てから買取りし、販売しております。






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